横浜市 税理士の利用状況
数字の左上には「募集期間限定」と書かれており、2004年6月の1ヵ月間だけの募集だったようです。
広告の下側の「お申込みメモ」をよく読むと、運用期間は10年で、信託報酬が年0.42%かかりますが、この信託報酬と税金を差し引いた上で年1%の利回りが確保できるようです。
また、100万円以上の資金があれば購入できて、販売手数料はかからないようです。
要するに、満期までの運用期間が10年の定期預金に近い商品です。
ただし、元本と利回りが確保されるのは満期まで運用した場合に限られ、中途解約の場合は元本割れになる可能性があります。
そもそも中途解約については、最初の1年半はおこなうことができず、それ以降も「年2回の解約請求可能期間のみ解約可能」となっています。
10年間、年1%ずつ確実に金利がつくような商品なのに、なぜ中途解約の際に元本割れになる可能性があるのでしょうか。
「このファンドの運用会社はどのような運用をしているのか?」と考えれば、きっとわかるはずです。
あなたがこのファンドを100万円分買ったとすると、運用会社はそのおカネで一般的な10年もの国債を買うのです(細かな部分はちがうとしても、基本的にはこのような運用をしていると思われます)。
この商品が募集された2004年6月には、日本の一般的な10年もの国債のクーポン金利は年1.67%以上でしたので、そのときに発行された国債を買えば、年0.42%の信託報酬を引いても、年1.25%の利回りを確保できます。
ただし、これは国債の満期まで10年間保有した場合であって、満期前に売れば、債券価格の変動によって元本割れが生じる可能性もあります。
だから、このファンドも中途解約の際に元本割れする危険性があるというわけです。
このファンドを買ってはいけない理由は2つあります。
第1に、元本が100%確保されているようにみえても、それは名目上の元本であって、インフレが生じれば、実質的な価値の目減りが起こります。
期間10年の運用ですから、インフレの心配をしないのは危険です。
実際にインフレになったら中途解約するとしても、そのときには金利は上昇しており、このファンドが保有する国債の価格は下落しているでしょうから、ほぼ確実に元本割れするでしょう。
第2に、もしこのファンドの運用条件に満足して購入したいとしても、それなら自分で一般的な10年もの国債を買えばいいのです。
横浜市 税理士業界の最新動向を紹介します。誰もが楽しめる横浜市税理士です。